旦那が浮気をしている!そう確信したら、何をするべきでしょう?証拠を集めて慰謝料を請求する?子供がいるので離婚はしたくない場合は?そんなときに役立つ知識、「有効な証拠とは?」「自分で証拠集めする方法とそののリスク」「探偵・興信所に頼むべき理由」などを詳しくみることで、お悩みを解決します。
目次
離婚したい場合は、浮気の証拠を集めよう
浮気を原因として離婚したい場合、肉体関係があったことを示す「不貞行為」の証拠の有無が鍵になります。また有効な証拠がなくても、弁護士に相談することで慰謝料請求ができるケースもあります。詳しくみていきましょう。
法的に有効な証拠は「不貞行為」を示すもの
不貞行為の証拠の強さは、どれだけ肉体関係があったことを裏付けているかがポイントになります。具体的に、強い証拠の例とそうでないものを比較しながらみていきましょう。
携帯電話・メール・ライン・フェイスブックでの通話・通信履歴
強い証拠の例:二人で宿泊したことをうかがわせるものなど。「(明らかに日帰りでは帰れない場所について)楽しかったね」「(海外に)今度行こうね」など
弱い証拠の例:食事に行った、仲が良さそうなど、肉体関係までを示しているとは言えない内容。「(近場のレストラン)美味しかったね」「(日帰りできる娯楽施設)また行こうね」など
写真・動画
強い証拠の例:二人でホテルで撮ったと思われる写真・動画、ホテルに入る場面の写真・動画、日帰りは戻れない場所で撮った二人の写真・動画・お互いの家に出入りしている写真・動画など
弱い証拠の例:近くの街で一緒にいる写真、日帰りデートをしている写真など
領収書
強い証拠の例:ラブホテルの領収書
弱い証拠の例:ディナー、シティホテルの領収書(ダブルルームであっても「一人で泊まった」と主張する余地があるため)
夫・妻もしくは不貞相手の発言の録音または書面
強い証拠の例:不貞行為を認める発言をレコーダで録音したもの。反省文、謝罪文。「私はX月X日、別の相手とホテルに行き、肉体関係を持ちました」
弱い証拠の例:肉体関係をはっきり認められない内容。「私は浮気をしたことを深く反省しています」
以上に挙げたような強い証拠、肉体関係を示すものをできるだけたくさん集めることが、離婚を認めさせ慰謝料を請求する際に非常に有利になります。
慰謝料請求は「故意・過失」「権利の侵害」がポイント
夫・妻が浮気をしていたからと行って、必ずしも慰謝料を請求できるわけではありません。その浮気が「故意・過失」であったこと、あなたがそれによって「権利の侵害」を受けたこと、この事実が認められることによって、はじめて慰謝料を請求することができます。詳しくみていきましょう。
故意・過失
有効:既婚者であることを知った上で肉体関係を持った、相手が既婚者と気がつける状況であるのに把握していなかった
無効:出会いサイトなどお互いの素性を全く知らない状況で知り合い、既婚者であると気づく余地のないまま肉体関係を持った
権利の侵害
有効:浮気相手の不貞行為があったことで、円満な夫婦関係が悪化し離婚した
無効:別居等、夫婦関係がすでに悪化していた
不貞行為と浮気・不倫の違いは、法的意味
浮気・不倫という言葉は日常用語なので、「どこまでを浮気・不倫というのか」という定義が曖昧です。他方、法律用語である不貞行為は、「肉体関係」など具体的な定義があります。したがって、離婚の原因や慰謝料請求など法律に則って争う場合は、不貞行為の要件を満たす証拠を集める必要があるのです。
不貞行為:既婚者が別の相手と肉体関係を持つ
浮気・不倫:交際相手・結婚している相手がいるのに、別の相手と親密な関係を築く
証拠がなくても慰謝料は請求できる
慰謝料を請求したいけど、確固たる証拠がない、そんなときでも専門家や弁護士に相談することで、慰謝料請求が認められる場合があります。慰謝料を請求する場合、裁判を起こす前に、まずは話し合いで始めることが一般的です。その際に、明確な証拠がなくても弁護士の追求次第で、不貞行為を自白させ、慰謝料の支払いに応じさせることもよくあるのです。また、中には「証拠を出せ」と反論するケースもやはりありますが、メールのやり取りや電話の通話履歴など、確実な証拠とはならないものであったとしても、それらをうまく組み合わせることで追い込み、不貞行為を認めさせるという方法もあります。
違法に取得した証拠は使える場合もある
証拠集めの中で、違法・不当な方法で取得した証拠は使うことができるのでしょうか。なかには違法・不正な証拠であっても「証拠能力あり」と認められるものがあります。メールの盗み見を例をとって見てみましょう。
同居の夫婦の場合:メールを盗み見た>有効
別居の夫婦の場合:メールを盗み見た>無効
このように同居の場合、「不正・違法」の程度が小さい限り「証拠能力」が認められる場合があります。逆に別居している場合は、状況によっては「住居侵入」という、より違法性の高い行為の可能性もあることから、証拠として認められないケースが多いようです。
注意したいのは、違法・不正な証拠が認められたしても、その行為の違法性について刑事罰を問われるリスクもあるということです。
証拠にも有効期限がある
証拠の有効期限、慰謝料請求権には時効がありますので、注意しましょう。時効期間には以下の二つがあります。
不貞行為があった時から20年間(除斥期間):例えば19年前の不貞行為を現在知った場合、慰謝料請求権はあと1年
不貞行為があったことを知ってから3年間(消滅時効)
後者の消滅時効を止めることは可能です。法律には催告と言う制度があり、内容証明郵便で慰謝料の請求をしておけば、一度時効が止まります。ただし6か月以内に訴訟を行わなければ、時効が成立してしまいますので注意しましょう。
浮気の証拠は離婚したくない場合でも使える
経済的な理由や子供の家庭環境を考えたら、浮気をしていても離婚はしたくない、そう考えるケースもあるでしょう。しかしそれでも浮気の証拠を集めることは、自分を配偶者より有利な立場に置くことができるので、有効な手段といえます。
浮気の証拠を盾に、相手を不利にな立場に置く
離婚を切り出される前に浮気の証拠を集めておくことで、交渉の際に優位に立つことができます。離婚をしたら高額の慰謝料を請求されるという、不利な立場に相手を置くことができるからです。逆にいえば、浮気の証拠を掴んでいなければ、相手の弁護士の能力次第によっては、慰謝料も請求することができないまま、強制的に離婚されることもあり得ます。
不貞行為の証拠があれば、相手は離婚請求できない
不貞行為の証拠があれば、浮気した側からの一方的な離婚請求は原則として認められていません。浮気という破綻の原因を作った配偶者からの、一方的な離婚請求を認めることは不公平であるという観点からです。
離婚はせずに、浮気相手に慰謝料を請求する
浮気相手に慰謝料請求することで、配偶者と浮気相手の関係を断ち切ることにつながれば、離婚を回避できる場合もあります。また離婚しないのであれば、財産を分かち合っている配偶者から慰謝料を取るより、他人である浮気相手から獲得する方が現実的ともいえます。
証拠集めは自分でするよりプロの方が安全
浮気の証拠を自分で集めることも不可能ではなく、メリットもあります。しかしながら、自分で集める方法はリスクが高く、確実性も低いと言わざるを得ません。その点を比較する、プロに頼むのがより安全で確実といえます。詳しく比較していきましょう。
自分で集める場合のメリット・デメリット
夫・妻などの携帯電話や所持品の証拠は、配偶者だからこそ入手しやすいものといえます。しかしその反面、浮気の当事者はもっとも警戒している場合があるアイテムといえ、慎重に取り扱わなければなりません。
自分で集めるメリットその1:同居している配偶者のものは入手しやすい
携帯電話やライン・フェイスブックなどの履歴などは、配偶者に隙さえあれば、カメラで撮影する、画面のキャプチャを取るなどの方法で、比較的入手が容易といえるでしょう。また、領収書なども不用意に捨てていたり、部屋に置きっぱなしにしていたりというチャンスがあれば、撮影やコピーを取るなどして入手することができます。ただ、ホテルに入る現場をカメラに収めるなど、尾行・追跡が必要なケースは素人ではなかなか難しく、探偵など専門家の領域といえます。
自分で集めるメリットその2:強い証拠である謝罪文を取るのは、当事者の領域
当たり前ですが、謝罪の録音・録画、反省文などは、当事者同士で交わされてはじめて成立するものです。強力な証拠になるので、可能であれば積極的に取って置きたいものです。
自分で集めるデメリットその1:証拠集めがバレるリスクが高い
同居生活の中で、こそこそとスマホを見たり、領収書を見たりという行為はかなりのリスクを伴います。浮気の発覚を恐れ、配偶者の行動に敏感になっていれば、密かに証拠集めをするのは難困難かもしれません。むし浮気の証拠集めに気づかれたら、有力な証拠を先回りで処分される恐れすらあります。
自分で集めるデメリットその2:有力な証拠が集められない恐れがある
やはり素人が、使える証拠を判断するのは難しい面があります。リスクを冒して集めた、これはと思う証拠を、弁護士に「使えません」と言われた日には目も当てられません。
探偵に依頼する場合のメリット・デメリット
信頼できる探偵や興信所などのプロに依頼することで、効率的に証拠集めを行うことができます。詳しく見ていきましょう。
探偵に依頼するメリットその1:裁判で有力な証拠を集めることができる
探偵や興信所は、浮気調査のプロフェッショナルですので、慰謝料を請求できる有力な証拠がどういったものかを知り尽くしています。しっかりとポイントを押さえた証拠集めを行なってくれます。また、尾行・張り込みなど経験や根気がいる行動は、なかなか素人が遂行することは困難です。その点、スキルと経験を持つプロであれば、尾行や張り込みなどからホテルに入る写真など、有力な証拠を集められる可能性が高いです。
探偵に依頼するメリットその2:すばやく効率的に証拠を集めることができる
先ほど述べたように慰謝料請求などには期限があります。限られた時間の中で有効な証拠を多く集められるのは、専門的な知識・技術や機材を駆使するプロでないと困難です。特に機材などは、一般ではなかなか入手しづらい高性能なものを所有しているという点が大きいです。GPSを利用した追跡や、夜間などでも明るく撮影できるカメラなど、高性能な機材を所有し、それを自在に操ることは、素人にとっては難しいでしょう。
探偵に依頼するメリットその3:証拠集めがバレるリスクが低い
これもやはりプロならではの品質がものをいいます。業務に差し支えるため具体的には明かされていませんが、調査がバレにくいノウハウを蓄積しているため、自分で集めるより当然ながら発覚のリスクは低いです。また尾行など相手に顔を知られている自分がするよりも、当然ながら赤の他人である探偵がする方がより安全といえます。
探偵に依頼するデメリット:費用がかかる
こればかりは探偵に頼む以上、避けられない問題ですが、それなりの費用を用意しなければなりません。そもそも浮気の実態がなかった、証拠を掴めなかったという場合においても支払いは発生しますので、その点は覚悟が必要です。しかしながら、有力な証拠集めのおかげで高額な慰謝料を請求することができれば、その費用をまかなうことができるので、自分だけで全て行うよりはプロに頼むのがより確実な方法です。
浮気の証拠集めはプロに頼むのが安全な近道
自分で証拠集めするリスクを考慮すると、やはりプロに頼むのが安全で安心です。でも探偵と興信所の違いもわからないまま依頼するのは、それはそれで不安です。ここではそういった違いや、相場・選び方について詳しく学んでいきます。
探偵と興信所の違いはほとんどない
探偵にいざ依頼しようと考えたとき、「探偵事務所」と「興信所」の違いに戸惑うかもしれません。この両者の違いについては、実際のところほとんどありません。歴史的に見れば、「探偵」は個人などを追跡する機関という意味合いがあり、「興信所」はどちらかというと企業などの信用調査を請け負う機関というニュアンスを持っていました。現在では、「探偵」「興信所」の業務内容にほとんど違いはなくなっています。
料金の相場は10万~30万以上
事務所の規模、動員する調査員の数、調査の方法など場合によって色々変わってきますが、相場は概ね一時間2万円程度のようです。ただ慰謝料請求に使えるような報告書作成や、十分な証拠を揃えてもらうことを考えると、総額では10万円から30万円程度はかかると覚悟しておいた方が良さそうです。
信頼できる探偵・興信所を選ぼう
法律上きちんと登録されているかが信頼のポイントです。素行調査は探偵業法に基づいた登録が義務付けられていますので、きちんと届出をしているか確認します。
料金体系がはっきりしているところを選ぶ。事前の見積もりを提示してくれるところが良いでしょう。また、時給制は稼働時間がこちらで実態を把握できないのでやや不安です。
探偵・興信所でも調べられないところ、入手できないものもある
個人宅・企業の事務所など、公共の場でない空間は、探偵・興信所といえど許可なく侵入できません。許可なく侵入したり盗聴したりして手に入れた証拠は、違法収集証拠として裁判では認められないものになりますし、そもそも法律を遵守しない業者は信頼できません。また、反省文や謝罪文なども、業者だけの力では入手できませんので、依頼主との連携が重要です。
プロと連携して証拠を集めるのがより確実で近道
浮気の証拠になりそうなものを発見したら、「自分で証拠を集められるかも…」と考えてしまうこともあるでしょう。しかし、証拠の良し悪しを判断できる知識や経験、効率的に集められる技術や時間を確保することは、個人では困難です。使えない証拠しかない上に慰謝料請求の機嫌が過ぎてしまっていたなどといったリスクを考慮すれば、多少料金がかかっても業者に依頼するのが、より確実で効率的だといえます。もし証拠の情報を持っているのなら、個人の判断でその価値がわからないままリスクを冒して入手しようとするより、業者に情報提供した上で確保する方が安全で安心です。また自分でないと入手できない謝罪文や反省文なども、業者と相談した上で入手に動く方が良いでしょう。探偵・興信所は、謝罪文の押さえるべきポイント、より確実な入手方法のノウハウを持っています。
自分で証拠を集める場合
自分で浮気の証拠を集めること自体は、不可能ではありません。自分でしか集められないものなどもありますので、知識として事前に知っておくことも大切です。いくつか見ていきましょう。
旦那を泳がせて浮気の証拠を集める方法
旦那の浮気に気がついてしまった…。そんなときでも、あえて旦那を泳がせるのも証拠集めに有効な方法です。気をつけたいのは以下の3つのポイント。
今までと変わらない態度で接する
油断させる
相手の些細な矛盾点(言動と行動の辻褄が合わない等)をあえて指摘しない
こうすることで浮気をしている旦那の警戒心を緩め、調査をしやすくすることができます。
証拠を探すところと探すものの一覧
さて警戒心を解いたら、いよいよ調査開始です。ここで調査すべき場所・シチュエーションと見つけたいもの、さらにその後の行動と注意点を一覧にしてみました。みていきましょう。
行動 | 探したいもの | 注意点・見つけたら |
---|---|---|
財布・ポケットの中身 | レシート(ホテル・コンビニ・薬局など) 駐車場の領収書 プリクラなど | 写真を撮る |
クレジットカードの明細 | 携帯料金の変化 ブランド品など怪しい購入品 | 写真を撮る |
インターネットの履歴 | 観光地やデートスポットの検索履歴 プレゼント検索の履歴 | 検索履歴は自分の携帯へ送信 |
車内をチェック | ダッシュボードのまわり(高速道路や給油のレシート、食事や買い物の際のレシートなど) カーナビの履歴 ゴミ箱の中身(レシートや怪しいゴミ) 浮気相手の髪の毛やパンツなどの下着類 | 写真を撮る |
携帯電話のメール履歴や通話履歴 | 通話・メール履歴の内容・頻度の確認 キスなど不貞行為を思わせる写真 | 明らかな内容があれば保存 対策されているケースが多いので、特定できなければヒントとして留めておく |
ラインやフェイスブック・ツイッターのやり取り | ロックの有無 トーク履歴 友達一覧 | 明らかな内容があれば保存 対策されているケースが多いので、特定できなければヒントとして留めておく |
GPSの設置 | 虚偽の行き先 行き先の場所、時間帯 | 行動の履歴を残す |
尾行 | 行動の追跡 ホテルに入るなどの決定的瞬間 | 身内のため見つかるリスクが高い 時間がかかる、読めない |
盗聴器の設置 | 自室・車内などの会話 | 録音する |
以上のように、自分で証拠を集めることは可能ですが、注意したいことがいくつかあります。
行き過ぎな証拠集めは犯罪になりかねない
特に気をつけなければいけないのは、証拠集めに固執するあまり、犯罪とみなされる行為に走ってしまうことです。例えば浮気相手のパソコンに不正にアクセスしたり、住居に侵入したりするなどは明らかな犯罪です。
証拠集めに勘付かれ、かえって警戒される
自分で証拠集めをする場合、なかなか痕跡を残さずに調査するのは難しいものです。もしも相手に気づかれてしまったら、帰って警戒を生み有力な証拠を先回りして消されrてしまう可能性も考えられます。
有力でない証拠のせいで失敗する
素人では証拠の有効性を判断することは困難です。証拠を掴んだと先走ってしまい、いざ慰謝料請求を起こしてみたら全く太刀打ちできなかった、ということもあり得ます。このような失敗は、やはりプロに依頼することで回避できるものです。
浮気を自白させる方法
思い切ってカマをかけ、相手を自白に導くのも一つの手かもしれません。自白まで追い込めば、有効な証拠である反省文や謝罪文を入手することが期待できます。
自白させる場合に気をつけたいのは、こちらが感情的にならないことです。責め立てたり、怒鳴りつけたりすると、相手は責められたくない一心で、言い訳を始めたり嘘をついたりします。リラックスできる日常会話から始めるのが良いでしょう。頃合いを見て「ところで浮気してる?」とストレートに聞いてみることでうまくいく場合もあります。そのとき重要な態度は、やはり冷静さを保つことです。「怒らないから」「気持ちはわかるから」などと安心させることで、相手も今なら許してくれるかもと思い始め、ポロポロと白状し始めるかもしれません。
しかし失敗すれば、相手に浮気を勘付かれたという確信を与え証拠隠滅に動かれたら、その後の証拠集めは困難になります。
浮気の証拠を隠滅されたら
例えば携帯電話の通話履歴やメールが不自然に消去されていた、そんなときに「だから浮気をしているんじゃないか」と問い詰めるのは性急です。浮気の証拠になるような履歴や痕跡を残さないよう、こまめに消しているような慎重な相手ならば、すでに色々逃げ道は作っているはずです。そんな場合は強硬な手段ですが、携帯電話会社に通話履歴を請求するよう求めて見ましょう。いくら本人の端末内で履歴を消去しても、携帯電話会社には履歴が保存されています。もし相手が拒否するようであれば、いよいよ疑わしいと考えることができます。
しかしながら相手を問い詰めるような形になれば、どちらも感情的になり、かえってこじれる可能性もあります。やはりこうした緻密な策を実行するのであれば、プロに相談するのが無難です。
証拠集めで使えるグッズ
浮気の証拠を決定的に記録・保存できるカメラやレコーダ。その中でも、秘密裏に使用する用途に特化した様々なカメラやレコーダがあります。それらの特徴やオススメポイントを詳しくみていきましょう。
おすすめカメラ3選
スパイグッズとして企画開発されたタイプのカメラは、録音録画など機能が豊富で浮気の証拠集めに役立つものです。以下では「置き時計型」「ミントケース型」「フック型」の部屋に溶け込む三種類のタイプをみて行きます。
置時計型カメラ「Eye Clock 」
置き時計型カメラは、その時計の見た目を利用して、部屋の見通しの良い場所に自然に置いておけます。この設置条件の良さから、有力な証拠となりそうな録画や録音などを入手することが期待できます。今回ご紹介する「Eye Clock』の主な機能は以下の通り・
ビデオ録画
動体検知録画
静止画撮影
ボイスレコーダー
WEBカメラモード
内蔵バッテリー最大6.5時間(外部電源なら常時監視可能)
なお、これらの機能は付属のリモコンで遠隔操作することができます。
ミントケース型カメラ「SPYDERS X 」
「フリスク」「ミンティア」などのミントケースも、テーブルの上や車内にあっても違和感のないアイテムです。このミントケースそっくりのカメラ「SPYDERS X」も録画・ボイスレコーダーなどの機能が揃っています。また市販のミントケースと外装を交換することができるので、カモフラージュ性もバッチリです。
フック型隠しカメラ「On Style」
壁に設置するフックもまた部屋に溶け込むアイテムで、単体では注目されないものとして、隠しカメラに適しています。この「On Style」も上記二つのカメラと同等の機能があるので役立つでしょう。
おすすめレコーダー3選
音声を証拠に使う場合、あまりにも音質が悪いと証拠として認められない場合があります。その点でレコーダーは録音専用機であることから、安定した音質で録音が期待できます。「音質重視型」「ペン型」USBメモリ型」の三種類をみてみましょう。
高性能なICレコーダー「 MR−1000」
こちらの製品は極めて低い消費電力で待機し、音声を検知すると録音を開始する機能があり、これによって110日間の連続待機時間を誇っているのが特徴です。また他機種にはあまりみられない、PCM方式による高音質録音が可能です。加えてパスワードロックを搭載していることから、セキュリティ・秘密保持に強い効果を発揮します。品質・信頼性を求めるならこちらの製品がオススメです。
ペン型ボイスレコーダー「VR-P005N」
こちらの製品はペン型なのでどこにあっても違和感なく、また胸ポケットなどにさせば口からの距離も近くなり、質の高い録音を期待できます。録音のオンオフはキャップを回すことで操作します。この「VR-P005N」の優れた点はペン型ながら上記の「MR−1000」と同様に、音声検知で録音を開始するVOS機能による仕掛け録音を搭載している点です。
USBメモリ型レコーダー「VR-U30」
見た目はUSBメモリのこのレコーダー、価格も8000円程度とリーズナブルでありながら高機能。録音日時を記録する、録音時24時間・待機時25日の省電力・大容量バッテリーを搭載しており、音声感知録音による仕掛け録音も可能です。
アプリを使って証拠集め
スマートフォンは浮気を誘発するアイテムである反面、浮気の実態を掴むのにも有効なアイテムともなりえます。正しく使えば浮気の証拠集めに大いに役立つでしょう。ただし、浮気調査アプリはプライバシーの侵害になる可能性があるので十分に注意が必要です。
「iPhoneを探す」で相手の位置を把握
アプリ「iPhoneを探す」は、iPhoneが盗難や紛失などで所在が分からなくったときに、GPSで位置情報を調べられるもので、浮気調査アプリとしてもよく利用されています。「iPhoneがなくなったときに備えてiPhoneを探すを設定してあげるよ」と安心感を与えながら、IDとパスワードを聞き出せば、準備OKです。あとは事前に相手の「iPhoneを探す」機能がオンにしておき、あなたのパートナーのiCloudのIDとパスワードでログインすれば、居場所がたちどころに分かります。
難点を挙げれば、「iPhoneを探す」機能を使用した場合、相手のiCloudメールアドレスに、機能が使われたことを通知するメールが送信されること。あまり頻繁に使って束縛感を与えるより、ここぞというときに使用を限定したほうがよいかもしれません。
Androidユーザーなら「Cerberus(ケルベロス) 反盗難」で追跡
「地獄の番犬」を意味する「ケルベロス」と名付けられたこのアプリは、盗難・紛失対策として自分のアプリに入れておくアプリです。位置情報取得のみならず、カメラ機能等の遠隔操作やスクリーンショットの取得など機能が強力なことから、浮気予防アプリとして利用している人も多くいるようです。「アプリ一覧から非表示にする」機能も持っていますので、気が付かれることなく情報を入手することも出来ることも、浮気調査アプリとしての人気の一因かもしれません。ただし無料で使えるのは一週間で、継続利用は有料となりますのでご注意を。
浮気の証拠集めがバレてもプロならフォローが効く
浮気の証拠集めを自分でした場合、バレずに行うのは困難です。細心の注意を払えば不可能ではありませんが、プロであればそういった事態にあっても、リカバリーをするノウハウを持っています。詳しくみていきましょう。
浮気の証拠集めがバレた時の対処法
尾行・張り込みがバレた時
もし尾行や張り込みしているとき、相手に気づかれ問い詰められたら「たまたま見かけたので付いてきただけ」と言い張りましょう。ポイントは浮気に勘付いていることを決して口にせず、計画的な尾行や張り込みではないと強調することです。言い返そうとして、それまで集めた証拠を口にすることも絶対に避けたいところです。収集途上の中途半端な状態で証拠を持ち出すことは、かえって事態を悪化させる危険性があります。また調査がバレた場合、相手の浮気隠しが巧妙になっていることも考えられますので、再調査はしばらく時間を置いてから行う必要があります。
携帯電話や所持品の調査がバレた時
この場合も尾行・張り込みがバレた時とほぼ同様の対処法しかありません。携帯電話の暗証番号を変えたり、所持品の保管場所を変えるなど、相手の警戒が高まり、調査が困難になるでしょう。ですので、時間を置いて警戒心が緩むのを待ってから再調査するほかありません。
浮気の証拠集めをバレないようにするには
相手の目には普段と何も変わりがないように振る舞うのが、バレない浮気の証拠集めの基本です。所持品や携帯電話などの調査の際は、完全に相手の目に触れない時、例えば外出中や入浴中などに済ますようにしましょう。事前に外出や入浴がどれくらいかかるのか下調べしておけば間違いありません。また調べたものを写真に撮るなどした後は、完璧に元の状態に戻しておきましょう。相手が再びあなたや所持品をみた際に、以前と何も変わりがない状態になっていれば、気付かれる確率はかなり下がります。なお、尾行や張り込みなどは、やはり素人がバレずに行うのは困難ですので、プロに依頼するのが無難です。
旦那を油断させるプロのトリック
プロでも浮気調査がやりくいケースがあります。それは依頼者がすでに尾行などをしていてバレてしまった過去がある場合です。こういったケースの夫(妻)は、普段から頻繁に振り返るなど警戒を強めています。そんなケースの場合でも、相手に隙を与え尾行をバレにくくするトリックをプロは用います。
まず、夫への尾行がバレた過去を持つ妻に、架空の用事で実家に帰ってもらいます。そして実家の固定電話から妻から夫に電話をかけさせ、「今日は実家に泊まるので帰らない」などと伝えさせます。これで、少なくとも一晩は妻が周囲にいないと、夫に油断させることができ、尾行がやりやすくなります。